2007年09月
2007年9月30日
マラパルテ邸~Villa Malaparte~
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カプリ地区の散策もいよいよ後半戦に突入。マテルマニアの洞窟で充分な休憩も取り、
体力も回復した。では出発進行。
風景はこれまでの山に囲まれた道から、海沿いの道へと変わってきた。雨は止んできたが、
曇り空は相変わらず。天気が良かったら海を望む風景はもっと違っていただろうなぁ。山歩き
同様で天気には勝てません。
ここまでも道幅は狭かったが、海沿いの崖に面した道は更に狭い。幸いにも他の人とすれ
違うこともなかった。しかし、このコースは観光モデルにもなっているというが、ホントなのか
な?まぁ、カプリ島のようなリゾートで、悪天候の時にわざわざハイキングをする人間は僕ら
くらいなのだろう。
そんなくだらないことを考えながら歩いていると、木の合い間に自然ではない赤が見えた。
あれがマラパルテ邸に違いない。それにしてもあんな断崖絶壁に家が建っているとは驚き
です。雨上がりで建物が濡れているので、赤がさらに鮮やかに見えました。そこでふと素
朴な疑問が。あの家にはどうやっていくのだろう?地図を見てもあの家にたどり着けるよう
な道は見当たらない。建物はそもそも別荘なので、私道とかあるのだろうか?
その疑問は更に少し進んだところで解決!写真だと分かりづらいかもしれませんが、別荘から
崖沿いを海辺まで降りる階段を発見。あれで行き来しているらしい。ということは町に出るため
には毎回海まで降りて、そこから船で移動なのか!?帰りはその逆で、あの階段を登って・・・
さすがにカプリに別荘を構えられる人のスケールは違うなぁ。
マラパルテ邸
イタリア・トスカーナ出身の作家クルッツィオ・マラパルテの別荘です。カサ・マッサ(Casa Matta)
や赤い家(Casa Rossa)で知られる建築家アダルベルト・リベラの設計と言われています。しかし、
リベラは初期段階で手を引き、マラパルテ本人が途中から手を加えて完成させたとう説が有力な
ようです。
建物はマラパルテの死後、中国に寄贈され、文化財団センターとなり会議や美術展に使用され
ました。現在は私有されており、残念ながら、周辺や内部の見学はできませんでした。
2007年9月30日
鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ
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10月14日の「鉄道の日」を記念して普通列車が
乗り放題になるきっぷが発売されました。
利用期間は平成19年9月29日~平成19年10月14日で
1日有効のきっぷが3枚つづりで9180円になります。
普通列車なら乗り降り自由です。
実はこのキップ、よくよく調べてみると
青春18きっぷと利用条件(利用期間が異なる)は同じ。
しかも、値段が18きっぷに比べると高い!!
18きっぷは5枚つづりで11500円(1枚あたり2300円)
鉄道の日きっぷは3枚で9180円(1枚あたり3060円)
まっ、18きっぷが春、夏、冬と学生が長期休みになる時期に
あわせ発売されるので、学生向けで価格も
おさえているんだろうな~と納得。
と、そんなことを考えていたら
傍らにこんな物が・・・・
小型全国時刻表 2007年 10月号 [雑誌]
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BE-PAL (ビーパル) 2007年 10月号 [雑誌]
2007年9月29日
フィーコの階段とマテルマニアの洞窟~Scala del Fico & Grotta di Matermania~
BLOGS > カワセのブログ
自然のアーチから少し道を戻り、フィーコの階段を降りて、次の目的地マテルマニアの洞窟に
向かいます。
階段は整備されていて雨でも歩きやすい。相変わらず道幅は狭い・・・
フィーコの階段は全部で533段!下りばかりだったので、比較的楽に歩けました。
しばらく歩くと洞窟の入口が見えてきた。雨も降っているし、雨宿り兼休憩をしよう。そういえば
お腹が空いてきたような気がする。
当たり前だが、洞窟内は暗い。しかし、雨を避けて休憩するには洞窟はうってつけの場所だった。
マテルマニアの洞窟は別名マトロマニアとも呼ばれ、ローマ帝政期に広まった秘教マテルマニア
(Mater Magna)を祀っていた場所と言われている。洞窟奥には階段で上れる祭壇跡?のような
ものもあった。洞窟内はアーチ型の天井が特徴で、壁面は漆喰で装飾されており、デコボコして
いる。これは洞窟内で岩から染み出す水を効率的に集めるためらしい。こうした遺跡を訪ねると
先人たちの知恵に驚かされる。
※マテルマニア通り→自然のアーチ→フィーコの階段→マテルマニアの洞窟→トラガーラ通り
のルートは下りが多く楽なコースです。逆ルートはフィーコの階段等が上りになり、心臓破りの
階段&坂道の連続なので、脚に自信のある人以外は避けたほうがよさそうです。