山に関する創作物に触れるようになると
新田次郎原作の物が多いことに気づきます。
新田次郎 Wikipediaより
経歴を調べてみると本人は登山家だとか山が好きだとか言うのではなく、
中央気象台(現:気象庁)に入庁し、そこで富士山観測所に配属されており、
また、富士山気象レーダー建設責任者として、建設を成功させるなど
仕事を通して山に関わるようになったようです。
ちなみに富士山気象レーダー建設の話は
「プロジェクトX 挑戦者たち Vol.1 巨大台風から日本を守れ」
で取り上げられています。
先日の「劔岳 点の記」もそうですが
最近、ロッククライミングを取りあげた「孤高の人」と言う漫画を読みました。
こちらの漫画はまだ続巻中ですが、原作はやはり新田次郎。
現代版にアレンジされていますが、
山の厳しさとその状況下でしかみえない素晴らしさを描いています。
主人公の山へ掛ける意気込みが強く感じられ、
これを見て学んだことは、日頃の生活を山への訓練と思うことで
冬の寒さを堪える気力になりそうです・・・たぶん。
またロッククライミングの魅力も感じるようになりました。
補足で説明しますがロッククライミングは登山の一部門だが、
一般的な山登りとは区別されています。
そしてロッククライミングは目的によりさらに細分化されて
困難な山へ登ることを目的としたアルパインクライミングと、
純然とよじ登ることを楽しむフリークライミングの2種類に分けられるとのこと。
もちろん、僕がやりたいのはフリークライミングですが、
「孤高の人」はアルパインクライミングです。
その他に新田次郎氏は歴史物も小説も書いています。
今回、新田次郎に敏感になったのはこちらの要因が大きかったかも。
と言うのも僕の生まれ育った町の歴史的英雄について書いているからです。
どんだけ、郷土愛を植付けられ教育されたのだか・・・
一種の洗脳です(笑)
自慢できる町ではないですが、僕にとって、かけがえのない町です。
振り返るとそんな町を離れて、人生の半分を過ごしていました・・・